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平凡OL、不慮の事故で異世界チート村長へ成り上がり

第21章 幸せの味

ギルドの受付前。
凛と千夏は並んで立ち、冒険者登録や依頼の手続きを進めていた。

ロンパース姿の凛は、胸が小刻みに揺れ、短い裾からはお尻の丸みがのぞいている。象のリュックが背中に揺れるたび、その愛らしさと健康的な魅力に、周囲の男冒険者たちは思わず息を呑んだ。

「……やっぱり可愛いなぁ……」
「胸も揺れて……お尻も半分見えてんぞ……」
ごくりと唾を飲み込む声がそこかしこで響く。

そして隣の千夏へ視線が移る。
白いワンピースに身を包み、少し不安げに立つ彼女は、清楚で儚げな印象を漂わせていた。

「……横の子は、新しい奴隷なのか?」
「どこで買ったんだ……あんなに可愛い子……」
「まさか、例の奴隷商館じゃねえだろうな😳」

小声で交わされる噂。
最近、その商館は「質の良い奴隷を扱っている」と評判になっていた。

「やっぱりそうか……シオンって男が買った奴隷は、見違えるほど綺麗になるって聞いたことある」
「くそっ、俺たちにはもう手が出せねえな……😩」

嫉妬と羨望を滲ませながらも、誰も声をかけようとはしない。
首元に刻まれた奴隷紋章が、二人がすでに主人の庇護下にあることを示していたからだ。



受付のお姉さんは、そんな視線の渦を意に介さず、テキパキと手続きを進めていた。
そして千夏に視線を向け、柔らかく微笑む。

「しおん様の新しい奴隷になられたんですね?」
「……はい」
千夏が小さく頷くと、お姉さんは優しげに言った。
「良いお方に買っていただけて、本当に幸運ですね😊」

千夏の胸に、じんわりと温かいものが広がっていった。

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