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一方、しおんは商業ギルドの窓口に立っていた。
受付のお姉さんが丁寧に説明を続ける。
「商品を販売する際は、必ず当ギルドを介していただきます。試作品が出来上がった段階でお持ちいただければ、製品化のお手伝いも可能ですので、ぜひご利用ください😊」

「わかりました。ありがとうございます」
深々と頭を下げ、しおんは新しく手にした「商業ギルドカード」を胸ポケットに収めた。
（……これで準備は整った。あとは“あのアイデア”を形にするだけだ）

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帰り道、パン屋に立ち寄って野菜たっぷりのサンドウィッチと瓶入りの野菜ジュースを購入。
さらに屋台で、みずみずしいマンゴーのような果実を5つ見つけ、食料補充のためにまとめて買った🥭
マジックバックに滑り込ませると、重さを感させないその便利さに思わず苦笑する。
「……本当に、助かる道具だな」

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やがて噴水広場にたどり着くと、凛と千夏が並んで座り、楽しそうに談笑している姿が目に入った。
しおんの姿を見つけると、二人はぱっと笑顔になり、小さな足を弾ませながら駆け寄ってくる。

「ご主人様！」
「おかえりなさいませ😆」

「俺は今日、商品開発に使う材料を鉱山で採掘するつもりだ」
しおんが告げると、二人は真剣に頷いた。

「では……向かおうか😁」
そう言って三人は歩みをそろえ、鉱山への道へと進んでいった。