無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

昼時。
三人はツルハシを置き、岩肌の陰に腰を下ろした。
しおんがマジックバックからサンドウィッチと瓶入りの野菜ジュースを取り出す。

「「わぁ……✨」」
凛と千夏は嬉しそうに声を揃え、手を合わせた。

「いただきます😋」

パンの中にはトマトやきゅうり、甘みのある紫キャベツがぎっしり詰められていた。かじればしゃきしゃきとした歯ごたえが広がり、トマトの酸味が口の中で弾ける。二人は同時に頬を緩ませた。
冷たい野菜ジュースは喉をすっと潤し、掘り疲れた身体に新しい力を流し込んでいく。

千夏は思わず胸に手を当て、呟いた。
「……外で、こんなに美味しいものを食べられるなんて……すごく幸せです……😊」
凛はその言葉に優しく頷いた。
「ふふ、私もそう思うよ。ご主人様とのご飯って、特別なんだよね✨」