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人目のない場所で光に包まれ、瞬間移動を使ったしおん・凛・千夏の三人は、森の家へと戻ってきた。

玄関をくぐると、しおんが二人に視線を向ける。
「今日はよく働いたな。……俺から、ささやかなプレゼントがある」

マジックバックから取り出されたのは、昼間に買ったみずみずしい果実――外見は大きなマンゴーに似ていた。
「わぁ……！✨」
「美味しそうです……っ！」
凛も千夏も目を輝かせ、子どものように果実に見入る。

果実は夕食のあと、デザートとして切り分けられた。
しおんが簡単な料理を並べ、三人でテーブルを囲む。パンとスープに果実の甘さが加わり、疲れた身体をじんわりと癒していく。

「……ごちそうさまでした」
食後、椅子に座った二人は満ち足りた表情で、のんびりと寄り添い合った。

しおんは椅子から立ち上がり、静かに告げる。
「俺はこれから自分の部屋で“商品”を作る。二人は、部屋で話でもしていろ」

「はい、ご主人様😊」
凛が素直に頷き、千夏も隣でこくりと首を縦に振った。