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平凡OL、不慮の事故で異世界チート村長へ成り上がり

第24章 季節を先取る心遣い

──その時。
「凛、泥がついてるぞ」
しおんがタオルを取り出し、ロンパースの裾に指を伸ばす。拭かれた場所は……お尻。
「ぁ、そこ……っ」
凛の頬が一瞬で赤くなる。だが、しおんは当然のように拭い続けた。

「……なんで普通にお尻触ってるんだよ……ずるい……」
遠巻きに見ていた男たちが、さらに悶絶する。

千夏はさらに全身泥だらけ。
「はは……すっかり子どもみたいだな」
しおんは彼女を軽く持ち上げ、自分の足の間に座らせてタオルで拭き始める。しゃがんだ拍子に布がずれて、ちらりと秘部が覗いた。

「っ……! 見えた……!?」
「お、俺らは悪くねえ! たまたま見えただけだ!」
冒険者たちは必死に言い訳しながらも、目を逸らせず固まっていた。

その様子を横目で見ていた凛は、むっと唇を尖らせた。
「千夏ちゃんばっかり……ずるい……😣」
そう呟き、後ろからしおんに抱きつく。豊かな胸が背中に押し当てられ、柔らかい形を変えて広がった。

「……なんだ、凛?」
優しく問いかけると、凛は小さな声で「なんでもないです……😒」と答える。だが腕の力は弱まらず、子どもみたいに甘えるようにしがみついていた。

「仕方ないやつだな」
しおんは笑みを浮かべ、前に座る千夏ごと両腕を回し、二人を一緒に抱きしめた。
「お前たちは本当に可愛いな😁」

「ご主人様ぁ……」
「嬉しいです……」
凛も千夏も、顔を赤らめながらもしっかりとその腕に身を預ける。

冒険者たちはその光景に、もうどうしようもなく打ちのめされていた。
「……目の前で惚気見せつけられて、俺らはどうしたらいいんだ……」
「抱きたい……でも抱けない……あぁぁぁ……🤯🤯」

羨望と嫉妬と悶絶が入り混じる視線の中、しおんと二人の奴隷は幸せそうに寄り添い合っていた――。

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