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──数分後。
布をぴたりと身にまとった二人が姿を現した。
水色と紫の生地は、腰回りで布が割れ目に吸い込まれるように密着し、ラインを露わにしている。胸元の布も薄く、柔らかな形を隠し切れていなかった。

「……ご主人様……恥ずかしいです……」
「でも……ちゃんと似合ってるかな……？」

赤面しながら立つ二人。

「しおん様、触れてご説明しても？」
店主がわざとらしく丁寧に尋ねる。

「……いいだろう」
しおんが頷いた。

店主はまず腰に手を伸ばし、布の縫い目をなぞる。
「こちら、ご覧の通り……割れ目に沿って生地が沈み込む仕立てになっております。わずかな動きでも形が浮き立ち、視線を惹きつけるのです」

次に胸元を指で軽く押さえる。
「さらに……この部分。乳首が立てば、その形が布越しにぷっくりと際立つよう、素材を切り替えております」

「ひゃ……っ！」
「ぁ……だ、だめ……っ」

二人は思わず身体を揺らそうとするが、しおんの低い声が飛ぶ。
「動くな」

「……っ」
主人の言葉に逆らえず、凛も千夏も硬直したまま。だが店主の指先が軽く生地を揉むたび、布地の下で敏感な部分が反応し、うっすらと形が浮き出していく。

「ほぅ……お二人とも素晴らしい反応ですな。これぞ、この水着の真価でございます」
店主は満足げに頷いた。

しおんはしばらく黙って二人を眺め、やがて静かに言った。
「……これにしよう」

「ありがとうございます。水色と紫、それぞれ銅貨7枚になります」

代金を払い終えると、凛と千夏は恥ずかしさと嬉しさを混ぜた表情で「ありがとうございます……🥲」と声を揃えた。