無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

森の川でのひとときを終えた三人は、夕方の柔らかな光のなか、家へと戻ってきた。

「そういえば今日は食料が安く買える日だったな。少し買い出しに行くか🤔」
しおんがふと思い出したように声をかける。

「はい、ご主人様😊」
「わたしも行きます……！」

凛と千夏は、川遊びのあとすっかり身体を拭いて、いつもの服装に着替えていた。
水色と紫のロンパース、スタイとボンネットに靴下とベルクロ靴、そしてそれぞれのリュック。
整えられた姿は一見いつもの可愛らしい格好だが、どこか普段よりしっとりとした艶めきが漂っていた。
頬に残る赤み、潤んだ瞳、柔らかい仕草……そのすべてが無意識に色気を帯び、通りすがりの者の視線を奪っていく。

街に着くと、その姿は一層際立った。
「おい……見ろよ、あの子たち……😍」
「可愛い……けど、なんか……えろい……🤭」
「本当に奴隷か？　信じられねぇ……」

男たちは理性を繋ぎ止めるように低い声で囁き、女たちも「あら可愛い子たちねぇ🥺」と微笑んでいた。

そんなとき、向こうから見覚えのある顔が歩いてきた。
「おお、しおん様ではございませんか🙇🏻」
奴隷商人の男が、恭しく頭を下げた。

「おかげさまで、うちの商館は大盛況でございます。本当にありがとうございます😊」
「それはよかった」
しおんが軽く頷く。

奴隷商人はにやりと笑い、声を潜める。
「実は……もしよろしければ、お二人の写真を撮らせていただけませんか？　宣伝に使いたいのです。もちろん、お礼は致します」

「写真、ですか……📸」
しおんが視線を二人に向けると、凛と千夏は顔を見合わせ、小さく頷いた。
「ご主人様にお任せします……」
「わ、わたしも……」

「報酬は？」
「銀貨五枚でいかがでしょうか。何パターンか撮らせていただきます」

しおんはしばらく考え、うなずいた。
「いいだろう👌🏻」

「ありがとうございます！　では明日の十時に、ぜひ商館へ」
奴隷商人は嬉しそうに頭を下げ、その場を去っていった。

凛と千夏はしおんの腕に並んで歩きながら、少し照れたように笑う。
「写真……どんなふうに撮られるんでしょうね……」
「でも、ご主人様がそばにいて下さる……安心です😄」

その笑顔には、恥じらいとほんのりとした艶やかさが同居していた――。