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カメラのシャッター音がしばし部屋に響いたあと、商人は深く息を吐き、満足げにうなずいた。
「……すばらしい。お二人とも、完璧です。では――次は、雰囲気をがらりと変えましょう😊」

スタッフが照明を切り替えると、室内の空気が一変した。
衣装も新たに用意され、しおんは黒のスーツに身を包み、ソファに堂々と腰掛ける。
その両脇には、光沢を帯びたドレスを纏った凛と千夏。
凛は水色、千夏は紫。胸元が深く開き、豪華なネックレスと大ぶりのイヤリングが揺れている。

ついさきほどまで主人に胸を揉まれ、蕩けていた二人の表情は、そのまま艶やかさを増していた。
ドレスの光沢と潤んだ瞳が相まって、まるで社交界の華のように気品すら漂う。

「……見事だ。これだけで絵になる」
カメラマンはレンズ越しにうっとりと呟き、シャッターを切り続けた。
しおんの整った顔立ち、寄り添う二人の輝き。すべてが一枚の絵画のように収まっていく。

「……では、お二人のドレスを、めくってください。秘部が完全に見えるように。
“奴隷であれば、こんなことも容易い”と伝わる一枚をいただきたいのです」

凛と千夏は一瞬、肩を震わせた。
裸を晒した後だというのに、ドレスの裾を捲られ、秘めた部分をあらわにされることは、かえって恥ずかしい。
「……っ、ご主人様……」
顔を赤く染め、身をよじる二人を、しおんは低く諭すように言った。

「ちゃんとカメラを見ろ。これは仕事だ。紳士に向き合え」

「……はい……」
「……わかりました……」

涙を含んだような瞳で、それでもカメラの方へ顔を向ける二人。
美しいドレスを纏ったまま裾がめくられ、秘部が照明にさらされる。
衣装と裸の対比が余計に艶かしく、羞恥の熱を帯びた表情が光に浮かび上がった。

「……今だ……！」
カメラマンは息を呑み、夢中でシャッターを切った📸

そのレンズには――
煌びやかなドレス姿のまま、秘部を晒し、赤面しながらも主人とカメラに従順に向き合う二人。
“裸よりも恥ずかしい”という背徳感までも、写真の中に焼き付けられていった。