
雑用係の伊能さんは、鬼上司に認められたい
第1章 雑用係の伊能さん【雪side】
「ふう、完璧!」
コピー用紙補充したし、蛍光灯の取り替えもオッケー! ……あっ! メモ用紙が少ない!
私は印刷ミスやいらない書類が入った段ボールの箱を自分の机の上に置いた。その隣には裁断機を置く。重要な書類はシュレッダーにかけるけど、それ以外はメモ用紙にしている。メモ用紙は皆が電話応対するときに走り書きできるため、地味に重宝されているし、経費削減にもなっている。
「そういえばさ、聞いたー? 新しい課長の話」
隣で女子社員たちがコソコソ話を始めた。どうやら課長が変わるみたいで、他部署から来るらしい。
「めっちゃイケメンらしいよぉ〜。35歳独身だって!」
女子たちが浮き足立ってるのがわかる。
コピー用紙補充したし、蛍光灯の取り替えもオッケー! ……あっ! メモ用紙が少ない!
私は印刷ミスやいらない書類が入った段ボールの箱を自分の机の上に置いた。その隣には裁断機を置く。重要な書類はシュレッダーにかけるけど、それ以外はメモ用紙にしている。メモ用紙は皆が電話応対するときに走り書きできるため、地味に重宝されているし、経費削減にもなっている。
「そういえばさ、聞いたー? 新しい課長の話」
隣で女子社員たちがコソコソ話を始めた。どうやら課長が変わるみたいで、他部署から来るらしい。
「めっちゃイケメンらしいよぉ〜。35歳独身だって!」
女子たちが浮き足立ってるのがわかる。
