
雑用係の伊能さんは、鬼上司に認められたい
第1章 雑用係の伊能さん【雪side】
イケメン課長かぁ……。私は前の課長の方が良かったなぁ。手が空いた時は一緒にオセロしてくれたし、出張先で和菓子買ってきてくれたり、お孫さんの話を聞かせてくれたり楽しかったんだけど、なんで異動になっちゃったんだろ……。
朝礼が始まると、スーツを纏った背の高い男性がオフィス内に入ってきて、一瞬で空気が変わった。
「営業課から来ました、小笠原 俊(おがさわら しゅん)です。今日から企画課の課長としてやっていくわけだが、ここ数年、目立ったヒット作もないため業績が悪いので、企画課の皆には気を引き締めて頑張ってほしい。ビシバシ指導していくのでよろしく頼む」
朝礼が始まると、スーツを纏った背の高い男性がオフィス内に入ってきて、一瞬で空気が変わった。
「営業課から来ました、小笠原 俊(おがさわら しゅん)です。今日から企画課の課長としてやっていくわけだが、ここ数年、目立ったヒット作もないため業績が悪いので、企画課の皆には気を引き締めて頑張ってほしい。ビシバシ指導していくのでよろしく頼む」
