変態王子様に溺愛(甘エロエッチ)されて限界です!
第1章 私詰んでた。
しかしながら、物語に転生した以上は死にたくない。
バッドエンド確実な物語へ誰が好き好んで入ると言うのでしょう。
このバラのコサージュも、いずれはヒロインへと移り変ってしまう。
それに、私は私(悪役令嬢)であるけれど、それは思い出す前のお話であって、悪役令嬢として処刑されるものなのだとしたら、そうならないように早急に手をうたなければ、私は死んでしまう。
(憂鬱ですわ···)
「ふっ」と小さくついたため息は、メイドにも気が付かれる事は無かった。
が···。
今日は一つ、問題が起きた。
「おはよう。アイシャ、今日は一緒に学園へ行こう」
朝食を食べ終えて、一歩エントランスから踏み出せば、目の前にはロイド殿下が私に手を差し出していた。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える