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変態王子様に溺愛(甘エロエッチ)されて限界です!

第1章 私詰んでた。



しかしながら、物語に転生した以上は死にたくない。
バッドエンド確実な物語へ誰が好き好んで入ると言うのでしょう。



このバラのコサージュも、いずれはヒロインへと移り変ってしまう。



それに、私は私(悪役令嬢)であるけれど、それは思い出す前のお話であって、悪役令嬢として処刑されるものなのだとしたら、そうならないように早急に手をうたなければ、私は死んでしまう。



(憂鬱ですわ···)



「ふっ」と小さくついたため息は、メイドにも気が付かれる事は無かった。



が···。



今日は一つ、問題が起きた。



「おはよう。アイシャ、今日は一緒に学園へ行こう」



朝食を食べ終えて、一歩エントランスから踏み出せば、目の前にはロイド殿下が私に手を差し出していた。



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