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変態王子様に溺愛(甘エロエッチ)されて限界です!

第1章 私詰んでた。



そう、この乙女ゲームのヒロインのように。
小柄で可憐で可愛くて、何もかもを包んでしまうようなそんなに存在。



「····。私に、誰がふさわしいと?」
「っ、ロイド殿下」



聞いた事の無い殿下の低い声音。
それから殿下は前の座席から私の隣へと移動して腰を降ろした。



「私の婚約者はアイシャだけだ。他の令嬢の事など考えられない。もちろん、私は婚約破棄などしやしないし、アイシャを離す気もないよ」



ロイド殿下の真剣な紫色の綺麗な瞳が私の視線を捉えて有無を言わせずに、ロイド殿下は私の顎先に手をあてて上を向かせた。



「ですが···」



ロイド殿下は、···私に処刑を告げるのだ。



憎悪に満ちた目で。



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