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いなくなった人、残された人。

第3章 ケース3:浦島太郎の場合

【3章*あとがき***】

さて。3章の『浦島太郎のケース』はいかがでしたか?

①亀の背中に乗って海に入っていくのを目撃した漁師仲間目線

②最初に亀を虐めていた悪ガキ達の会話

③太郎のいなくなった家で一人静かに過ごす年老いたおっかさん

の、3シーンで綴ってみました。私の【小説力】が拙いせいで伝わりにくいとは思いますが、悪ガキ達は大人たちの話しているのを小耳にはさみ、浦島が自分たちから亀を横取りしたあとにイジメるかなにかし、海の神様の怒りに触れて連れ去られた、もしくは、最後に亀と関わったことでイジメの主犯と誤解されて連れ去られた、と思っています。で、実際にイジメていた自分たちもマズいんじゃなかろうかと怯えている…そんなイメージで会話させてみました。

それから、おっかさんについては“外面だけ良くて家の中では暴君”な、モラハラ浦島太郎のイメージで、息子がいなくなったことに寂しさを感じつつも同時にホッとするおっかさん、としました。
だって、二人暮らしなのに母親をほっといてホイホイ竜宮城について行く時点で、だいぶ親不孝なんじゃないか、と思うし、そもそもあの物語って、最後、なん百年も経って知り合いの消えた村で玉手箱を開けたらジジイにされる、というなかなかの欝エンドじゃないですか。浦島が本物の良い人だったらそんなの可哀想過ぎる…ので彼には悪者になってもらいました。

でも私たちが聞いたことのある浦島太郎の物語って江戸時代後期~明治初期頃に改編されたもので元のお話は全く違うものらしいですよ。全然知らなかった。
元のお話しがどんな内容なのか気になる方は各自で調べていただけると幸いです。

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