
クラスの人気者は、刹那の2時間を買い戻したい。
第15章 個別補習&カテキョ
金曜:課外授業
「やっと、終わった〜」
週末の放課後、刹那はぐったりしていた。
高校生タフ過ぎだろ。
莉子やりくは学業に部活に大忙しだ。
「刹那くん、また明日ね〜」
莉子がわざわざ刹那のところまで声をかけに来てくれた。
「おう、また明日。部活終わったら連絡して」
「分かった。藍原くんと杏奈にも声かけておくね」
「サンキュ〜」
明日土曜は「勉強会」という名の集まりだった。
莉子はイキイキとして見える。
(コレが10代とハタチの差なのか……)
教室に誰もいなくなると刹那は重い身体を起こして帰宅していった。
夕方。
一眠りして目が覚める。
スマホの画面を見る。
いつもの連絡がきてない。
担任・千堂皐月からの予約。
(ちぇっ、皐月なにしてんだよ)
刹那はベッドから離れ、キッチンの下で煙草を咥えて火をつける。
ふぅっと、
吐いた息と共に煙草の煙が換気口の中に吸い込まれていく。
刹那は先にシャワーを済ませておくことにした。
夜。
刹那はベッドに寝っ転がってスマホを見ていた。
皐月の依頼はまだこない。
(も〜、なにしてるんだよ)
刹那は待ちくたびれて催促してみる。
【まだ?】
しばらくすると、通知オンが鳴った。
【まだ学校よ。今夜はムリかも】
「えぇ〜、マジか」
刹那の心の声が部屋のなかに響いていた。
冷蔵庫を開けて冷えたビールを掴みとる。
プルトップに掛けた指がふと止まる。
(……)
ビールを戻して刹那は上着を羽織り、ヘルメットを手にしてバイクを走らせていた。
皐月は帰宅していた。
スーパーで買い求めた、値引きシールの付いた弁当を食べている。
野良猫のいない週末はどこか物悲しかった。
(刹那、怒ってるかしら。でも、今夜は彼を満足させてあげられないし)
数ヶ月前までは当たり前の日常だったはずなのに。
週末、刹那と過ごすようになって一人暮らしの冷たさを改めて感じていた。
すると、インターフォンが鳴った。
(何か頼んでたかしら?)
宅配業者でも来たのかと思いながら、モニターを確認する。
「刹那!?」
そこには野良猫・刹那がモニター画面からジッとこちらを見ていた。
「やっと、終わった〜」
週末の放課後、刹那はぐったりしていた。
高校生タフ過ぎだろ。
莉子やりくは学業に部活に大忙しだ。
「刹那くん、また明日ね〜」
莉子がわざわざ刹那のところまで声をかけに来てくれた。
「おう、また明日。部活終わったら連絡して」
「分かった。藍原くんと杏奈にも声かけておくね」
「サンキュ〜」
明日土曜は「勉強会」という名の集まりだった。
莉子はイキイキとして見える。
(コレが10代とハタチの差なのか……)
教室に誰もいなくなると刹那は重い身体を起こして帰宅していった。
夕方。
一眠りして目が覚める。
スマホの画面を見る。
いつもの連絡がきてない。
担任・千堂皐月からの予約。
(ちぇっ、皐月なにしてんだよ)
刹那はベッドから離れ、キッチンの下で煙草を咥えて火をつける。
ふぅっと、
吐いた息と共に煙草の煙が換気口の中に吸い込まれていく。
刹那は先にシャワーを済ませておくことにした。
夜。
刹那はベッドに寝っ転がってスマホを見ていた。
皐月の依頼はまだこない。
(も〜、なにしてるんだよ)
刹那は待ちくたびれて催促してみる。
【まだ?】
しばらくすると、通知オンが鳴った。
【まだ学校よ。今夜はムリかも】
「えぇ〜、マジか」
刹那の心の声が部屋のなかに響いていた。
冷蔵庫を開けて冷えたビールを掴みとる。
プルトップに掛けた指がふと止まる。
(……)
ビールを戻して刹那は上着を羽織り、ヘルメットを手にしてバイクを走らせていた。
皐月は帰宅していた。
スーパーで買い求めた、値引きシールの付いた弁当を食べている。
野良猫のいない週末はどこか物悲しかった。
(刹那、怒ってるかしら。でも、今夜は彼を満足させてあげられないし)
数ヶ月前までは当たり前の日常だったはずなのに。
週末、刹那と過ごすようになって一人暮らしの冷たさを改めて感じていた。
すると、インターフォンが鳴った。
(何か頼んでたかしら?)
宅配業者でも来たのかと思いながら、モニターを確認する。
「刹那!?」
そこには野良猫・刹那がモニター画面からジッとこちらを見ていた。

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