先パイ、これは恋ですか?
第11章 幼なじみと
(京太side)
オレは向井京太。
自分で言うのはなんだか チャラいがイケメンに属するだろう。
鈴とは幼なじみ。
鈴は毒舌だが 実はツンデレだ。そこが可愛いんだけどな♪
オレは 鈴が好きだ。
小さい頃からずっと好きだった。
だけど 鈴は思った以上に鈍感だった。
そのうち分かった。
鈴はオレをただの幼なじみとしか思ってない。
一生恋愛感情を持ってくれない。
だからもうこの思いは忘れた。
実際変わってないけど。
だからオレは女という便利な存在を見つけた。
ただ体だけの関係。
全て忘れさせてくれる。
いっそこれで鈴がオレを嫌いになれば良い。
そうすれば きっぱり諦める。
歪んだ感情。
でもこれで良い。
良いんだ。
オレは女との待ち合わせ場所についた。
名前は……百合香。
どうでもいい。
ただの暇つぶし 道具 快楽を得るだけだ。
「京太ぁー!
待ってたよぉーー!!」
「わりい…。部活があって……。
そんな事より早く行こうぜ??」
「今日は何処行くぅ?」
分かってるくせに。
苛つく。まぁ、良い。
「決まってるだろ?
ラブホ行こーぜ……。」
オレは今日も堕ちていく。