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ライトリーチ・ダークナイト

第4章 聖邪の塔

「なにすんのさ!」
エルは怒鳴った。

しかし、体を強打してあまり大きな声は出なかった。

「邪魔…していいんだよ。」

男の子は名前も言わず、エルの真似をして、登っていった。
あまりに急な展開に他の子は動けなかった。

エルは仕返しを試みたが、痛みで諦めた。
他の子も我を取り戻すと、その男の子の後を追い始めた。




エルが登りきったときには、既に他の子はそこにいた。

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