テキストサイズ

ゼロワン。

第3章 転機。

私は後ろから声をかける。

『ん?どーしたの?』

ふと振り返った拓真さんは

黒いカッターシャツが良く似合っていて

一瞬だけど、カッコいいとか思った。

『あの…今ここで消して下さい!』

『ん?何を?』

とぼけたように、拓真さんは答える。

『写メですよ!』

『何の写メ?』

『とぼけないでください!
私が拓真さんと…その…
とにかく、わかるでしょ?』

思い出すと恥ずかしくなり、
顔が赤くなるのがわかる。

『さぁ。何の話かな(笑)
まぁ、ついてきな?』

そういいながら、店へと入って行った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ