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ゼロワン。

第3章 転機。

『どーぞ』

あっと言う間に拓真さんに流され

カウンターに座ってしまった。

『…ども。』

そして、拓真さんが、私のために作った

オリジナルカクテルを受け取る。

『うん♪おいしいよ。それ。』

《由奈ちゃんとのキスの味がする(笑)》

声を小さくしてささやく。

『ごほっ』

私は飲みかけたカクテルが
変な所に入ってしまった…

『なにゆってるんですか!』

『ほんと、面白いね(笑)』

完全におもちゃ状態…

無駄な抵抗は辞めようと
私は二口目を口にした…

『…おいしい!』

一度目はわからなかったけど

改めて美味しいと思った。

『でしょ?』

そうニコッと笑うと拓真さんは
接客しにいった。

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