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ゼロワン。

第3章 転機。

完全に油断してた!

拓真さんに、写メ消してもらわなきゃ!

『拓真さん…写メ消して下さい!』

今しかチャンスはない。
そう思って、話しかけた。

『あ、思い出しちゃった?』

『どーぜん!』

『ん~どうしよっかな~』

ニヤニヤしながら、
濡れた手を拭き近づいてくる。

『な…なんですか!?』

反射的に逃げ腰になる私…

『そんなに逃げないでよ(笑)』

相変わらずな笑顔で拓真さんは言う。

『ね、由奈ちゃん?』

『ナンデスカ?』

思わず片言な私。

拓真さんは私の手をとり、

顔を耳元に近付けた。

『気持ちいい事、しよっか?』

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