イケナイ×××
第3章 ・・・2
マ「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか?」
問いかけに何も答えず、お水を差し出したマヤをじっと見つめる男
マ「あの・・・・何か?」
不躾な視線に怪訝に思いながらも、営業スマイルで対応したマヤに、男がハッと我に返る
「あぁ、ごめん。噂通りの美人で魅入っちゃってた」
にっこりと笑う男に、マヤが愛想笑いを返した時、その男がポケットから名刺を差し出す
田「失礼。オレは、こういう者です」
受け取った名刺を、マヤとマスターの2人が覗き込む
マ「雑誌社、OnOn専属カメラマン・・田畑秀樹・・?」
オ「カメラマン!?」
キョトンとするマヤの隣で、マスターが驚いたように短く叫ぶ
田「本職はカメラマンなんだけど、読者モデルも捜してるんだ。君の噂を聞いて、ぜひ会ってみたいと思ってたんだけど・・・想像以上だったな!ぜひ、モデルを引き受けてくれないか?」
オ「凄いな!マヤちゃん、モデルだって」