イケナイ×××
第3章 ・・・2
気づかないほどだったマヤの身体の異変が、徐々に目覚めてくる
食事をとりながら、マヤの顔はうっすらと紅色し始め、テーブルの下に隠れた両脚をモゾモゾとすりあわせる
マヤは、身体の変化に驚きを隠せないまま、得体の知れない疼きになんとか堪えようと唇を噛む
マ「・・ユーキ、外に行こ?」
じっと座っているより、動いた方が気が紛れると考えたマヤは、ユーキを誘って海に出る事にした
波打ち際で冷たい海水に足先をつける
ユ「冷てー!気持ちいいな」
押し寄せては退いてゆく波を蹴散らすように、バシャバシャとしぶきをあげて無邪気に笑うユーキに続いて、マヤも海の中に足を浸してみる
火照った身体に絡みつくような冷たい海水に、マヤは身体をブルリと震わす
立ち尽くしたまま動けないでいるマヤの腕にユーキが触れた
マ「ひゃぁん・・っ」
思わず出てしまった声に、慌てて口をつぐむ