イケナイ×××
第1章 イケナイ★カメラマン×読者モデル
オ「大袈裟なもんか。今ココに来る奴は、みーんなマヤちゃん目当て。珈琲を飲みに来てる客なんか居やしない」
マ「そんなことないですよ。マスターの珈琲は美味しいもん」
マヤの言葉は本心だった
マスターの煎れてくれる珈琲は香りも味も申し分ない逸品。自分が珈琲好きだった事から趣味で始めたというだけあって、値段も良心的でアットホームなお店だった
オ「いい子だなぁ俺も後20才いや10才若かったら――
おっと、これ以上言ったらユーキに殺されるな」
ユ「俺がなんだって?」
マ「ユーキ!エイコさん、クウヤさん、カケルさんも来てくれたんですか」
マヤの大学の仲間である友人達が、ドカドカと店内へ入ってくる
エ「来ちゃった~!ユーキがマヤの事が心配だって言うから着いてきてあげたの」
カウンターに座っていたマヤの横に並ぶように、エイコが腰掛ける
ユ「お前等が連れてけって、騒いだんだろうが」
慣れたように軽くあしらい呟いたユーキは、カウンター前の4人掛けテーブルに腰を下ろす
ユーキとマヤは、この喫茶店近くのアパートで同棲している恋人同士である