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feeling

第2章 九年前のある大雨の日


発見された時の奏は虐待でもされていたのだろう、体は痣だらけで服もぼろぼろ。見ていてとても痛々しかった。

体だけじゃなく、心にも大きく深い傷を負っていた奏は園の人間を全く受け入れなかった。
初めのうちはご飯だってろくに食べなかった。

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