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全員が席に腰掛けてゲーム再開、と思ったその時--


ガタン


ほのかが勢いよく席を立つ。

いきなりのことにさすがのライオンも目を見開いて驚く。

「席を立ちました。これで私は失格ですね？ 失格者なんでゲームは終了です」

一瞬呆気にとられたライオンも、ほのかの言葉を聞き、みるみる怒りに満ちた表情に変貌する。


冷静を保っていたライオンが初めて感情を露にした。


「吾郷ほのか、ルール違反のため失格」


苦々しげにほのかを睨み付けながらライオンがほのかの失格を宣言する。


「吾郷さんは失格にともない、次回は我々が指定したゲームに参加していただきます。
……ついでに教えて差し上げますとこの代打ちゲーム参加者は皆ルール違反を犯したため強制参加させられた方たちです。
次回はあなたの番かもしれませんね、吾郷さん」