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第10章 悪党の饗宴


このようなスレイブ・ゲームの賭場は全国各地にある。

壬生は地元の歴史あるこの港で栄えた街の賭場にだけ通っている。



「確かにその三人組はデビュー戦で華々しい結果でしたが一人ではなく三人で組んでやった結果でもありますから」

支配人は控えめに説明する。

「三人とも今日参加してるな。吾郷ほのかは三人のムードメーカー的存在だな。
頼りなさげに見えるが意外と勝負強いとこはある。
まあ今日は最低の選択をしてしまったみたいだが。
あのような甘さがあるようでは長生きはしない」

壬生は同じホテルの他のフロアーで行われていたブラックジャックゲームを思い返しながら語る。

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