
GAME
第10章 悪党の饗宴
午前零時が近付き、小石川が参加する『嘘つきゲーム』の試合前映像がモニターに映し出される。
壬生がモニターを見ると参加者五名とレフリーは揃っているようだった。
壬生はモニターに注目する。
「本日は『嘘つきゲーム』にご参加頂き誠にありがとうございます。
私はレフリーを勤めさせていただきますグルメと申します。よろしくお願いします」
「同じくレフリー、アニキです」
グルメと名乗ったレフリーはタキシードに般若の面を被り、アニキと名乗った男はタキシードにシルクハット、サングラスといった格好をしている。
カメラは次に参加者一人一人の顔を捉え、モニターにアップで映される。
この時点でもう投票は打ち切っているため、予想の判断というより顔見せの意味合いだ。
小石川の幼さが残るじっ顔を壬生は目を細め、じっと観察する。
壬生がモニターを見ると参加者五名とレフリーは揃っているようだった。
壬生はモニターに注目する。
「本日は『嘘つきゲーム』にご参加頂き誠にありがとうございます。
私はレフリーを勤めさせていただきますグルメと申します。よろしくお願いします」
「同じくレフリー、アニキです」
グルメと名乗ったレフリーはタキシードに般若の面を被り、アニキと名乗った男はタキシードにシルクハット、サングラスといった格好をしている。
カメラは次に参加者一人一人の顔を捉え、モニターにアップで映される。
この時点でもう投票は打ち切っているため、予想の判断というより顔見せの意味合いだ。
小石川の幼さが残るじっ顔を壬生は目を細め、じっと観察する。
