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第10章 悪党の饗宴
この沈黙を破ったのはニヒルな笑みを浮かべる低能、笠原だった。
「ところで小石川、いいのか?こんなとこでボーッとしていて」
「……どういう意味だ?」
「君はまだ知らなかったのか? 他のゲームに参加していたらしい君の友達が応接室にいるよ?
まあだいぶ出血していたみたいだからまだ生きているかわからないけど」
ニヤリと意地悪く笠原が笑う。
小石川は目を剥いて跳ね上がるように席を立ち応接室に走った。
笠原もすぐに追いかける。
小石川は飛び込むように応接室に入った。
しかし応接室には誰もおらず、血の一滴も落ちていない。
部屋の中央に不釣り合いなドクロマークの描かれたガスボンベがあるだけだった。
しまった、という表情で小石川が扉を見るとにやついた笠原が勢いよく扉を閉めた。
「ところで小石川、いいのか?こんなとこでボーッとしていて」
「……どういう意味だ?」
「君はまだ知らなかったのか? 他のゲームに参加していたらしい君の友達が応接室にいるよ?
まあだいぶ出血していたみたいだからまだ生きているかわからないけど」
ニヤリと意地悪く笠原が笑う。
小石川は目を剥いて跳ね上がるように席を立ち応接室に走った。
笠原もすぐに追いかける。
小石川は飛び込むように応接室に入った。
しかし応接室には誰もおらず、血の一滴も落ちていない。
部屋の中央に不釣り合いなドクロマークの描かれたガスボンベがあるだけだった。
しまった、という表情で小石川が扉を見るとにやついた笠原が勢いよく扉を閉めた。
