GAME
第2章 GAME開始、もしくはSLAVE開始
「今回のルール違反者へのペナルティは、次のゲームに我々が指定したゲームに参加して頂くということになります」
「ゲームに勝てなかった敗者への処分は?」
篤弘は鋭い眼光で更に質問する。
「特にありません」
「えっ……?」
「敗者へのペナルティは特にございません。本スレイブ・ゲームでは参加したけど負けてしまったプレイヤーへのペナルティというものはほとんどありません。
よっぽどレベルが上がれば別ですが当分は敗けた場合のペナルティは考えていただかなくて結構です」
意外にぬるいルールだと篤弘は拍子抜けした。
しかしだからこそ注意しなければならない。
安心させておいて罠を置くというのはいかがわしい話の常套手段だ。
「制限時間は二時間。時間内に誰も脱出できなかったときは全員敗者。賞金は得られず帰宅して頂くことになります。
せっかく参加するのですから賞金獲得に向けて頑張って下さい」
ケムリは邪気のないにっこりとした笑みで三人を見つめる。
ただし手には依然拳銃を構えたままではあるが。
「ゲームに勝てなかった敗者への処分は?」
篤弘は鋭い眼光で更に質問する。
「特にありません」
「えっ……?」
「敗者へのペナルティは特にございません。本スレイブ・ゲームでは参加したけど負けてしまったプレイヤーへのペナルティというものはほとんどありません。
よっぽどレベルが上がれば別ですが当分は敗けた場合のペナルティは考えていただかなくて結構です」
意外にぬるいルールだと篤弘は拍子抜けした。
しかしだからこそ注意しなければならない。
安心させておいて罠を置くというのはいかがわしい話の常套手段だ。
「制限時間は二時間。時間内に誰も脱出できなかったときは全員敗者。賞金は得られず帰宅して頂くことになります。
せっかく参加するのですから賞金獲得に向けて頑張って下さい」
ケムリは邪気のないにっこりとした笑みで三人を見つめる。
ただし手には依然拳銃を構えたままではあるが。