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第3章 廃工場の夜

自分たち以外にも誰かいる!



当たり前だが実際にその存在を音で確認すると三人に緊張が走った。


脱出ゲーム参加者か……


耳なし芳一ゲーム参加者か……


三人は蛍光灯が切れて暗くなっている廊下の壁際に体をくっつけ、足音の行方に神経を張り巡らせる。



…………パキ……


…………………ッ……パキ……


どうやら足音は遠ざかる方向へ移動していった。


三人は顔を見合わせ、ほっとした表情を見せる。

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