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「よぉ、悟郎。悪いな。慎哉がここまで来て駄々こねちゃって…。」

言いつつ慎哉を悟郎の家に押し込んだ。

「ちょ…海里…」

無視だ、無視。

「いや、別に気にしないよ。でもね、荒田くん…」

悟郎が慎哉の顔を覗き込む。

慎哉は悟郎の顔を睨んでいる…。

「そんなに拒絶されると、俺逆に興奮するなー♪」

ピタッ、と慎哉は抵抗をやめた。
そして渋々悟郎の家に上がった。

「さすがだな悟郎。さすが変態。」

「海里さん…もっといい褒め方ないの？」

「でもよぉ…慎哉にああいう冗談通じると思うか…？」

「んー？通じないんじゃない？ま、俺はどっちでもいいけど。」

…左様ですか。
慎哉には後で弁解しておこう…。