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姉とのこと

第9章 中学生の時に姉弟は・・・

正一はなぜそうしたのか
判らなかったが
自然と姉の頭を撫でていた。

〈あ・・・なんか気持ちいい・・・
 撫でられるのが・・・嬉しい〉

恵美は少しの間,目をつむり
正一の撫でるがままにしていた。

恵美はハッと気がつき
そのまま正一の脚を洗い出した。
太ももから膝と洗い,すねまで洗うと

「はい。足」と

自分の太もものあたりを
ポンポンと叩いた。
ここに足を置けという合図なのだが
これは小さい時から
両親がやってくれていたことだ。
親の肩に手を置いてバランスを取り
足の裏などを洗う時にこうして
洗ってくれていた。

改めて姉の太ももに
足を置き洗ってもらっているのを
上から見下ろすとなんとも言えない
優越感が正一の中に沸いてきた。

「はい。反対」

自分の前に跪く姉に足を乗せて
洗わせている様な感覚に
正一の背筋にゾクゾクと快感が走った。

「はい。終わり」

トンッと正一の足を下ろすと
姉は立ち上がりシャワーを
正一に掛けて泡を落とした。

「はい。交代」

正一は姉からシャワーを受け取り
もう一度,姉の身体にシャワーを
浴びせると、姉はまたクルクルと
回ってシャワーを浴びた。

その仕草が妙に可愛くて
正一がクスクス笑いながら告げた。

「姉ちゃん,かわいい」

「なによ。バカにして」

姉がプクッとふくれた。
姉のふくれ顔など滅多に観れないし
妙にかわいい。

「いや,バカにしてないよ。
 まじにかわいかった」

「もう・・・。はい。洗って」

姉にタオルを渡され
姉の首,肩,腕と洗った所で
なんとなく身長差から
洗い辛くなったので,
正一は湯船の縁に腰を下ろすと
姉においでおいでと呼び
自分の脚の間に立たせた。
これで洗いやすくなると思ったら
今度は姉の胸が目の前に現れた。
当然そうなる。

なんとなく目のやり場に困り
姉に後ろを向くように言った。
姉の白い背中はホクロ1つなく
キレイだった。

〈姉ちゃんの背中,きれいだなぁ〉

思えば明るい所で姉の裸を見るのは
久しぶりのことだった。
うなじから背中を洗った所で
ふと思いつき,
タオルの泡を手に取ると
脇から腕を回して
姉の胸を洗い出した。
姉は一瞬ピクッとしてたが
逆に半歩,正一の近づいてきた。

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