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姉とのこと

第9章 中学生の時に姉弟は・・・

姉の長い髪に少しぬるめにした
シャワーを掛け,シャンプーを
一度手の上で泡立て,
髪になじませるように泡立てる。
頭皮をマッサージするように
揉むと姉から一言。

「お。腕を上げましたね」

「ええ。勉強しましたから」

姉が髪を伸ばすようになり
小学校6年の時から
母親の通う美容院に
行くようになった。
そこでシャンプーされたのが
よほど気に入ったのか
それの真似をするように
姉に命令されて,
結局,美容院にまで付いていき
見よう見まねで覚えたのだ。
当時は適当にやっていたことも
今ではそれなりに理解して
実践することができた。

よく濯いだ後にトリートメントを
希釈して髪になじませ
サッ流して終わり。
ドライタオルは脱衣所にあるので
今はタオルで髪をくるんだ。

もう一度湯船に入ると
さすがに少しさめていたので
ゆっくりすることにした。
正一は姉がタオルで
髪をくるんでいる間に
先に湯船に入っていたが,
後から姉が入ってきて
またしても姉が正一の脚の間に入り
寄りかかってきた。

「正ちゃんが大きくなったから
 なにかと楽だわ〜」

「おれは楽じゃないよ」

「あはは」

正一は少し仕返しがしたくなり
姉の肩越しに両手を回し
後ろから胸を触った。

丁度手の平に収まるくらいの
小振りな姉の乳房を
上から包み込むようにして

「手ブラ〜」

と茶化すと

「きやー。えっちぃ」

と棒読みの一言だけ返ってきた。

正一はお湯の中で
乳房と乳首の感触を楽しみつつ
しばらく色々と話をしていたが
いいかげん上せてきたので
風呂から上がることにした。

脱衣所で身体を拭いていると
ランドリーコーナーから
姉がパジャマを取ってくれたので
振り返ると姉も
正一のパジャマを着ていた。

「あれ?それ,おれのじゃん?」

「うん。ちよっと貸してよ。
 大きなパジャマって
 着てみたかったんだよね〜」

正一が着ても少し大きい
パジャマなので恵美が着ると
ワンピースの様に大きい。

「見て。袖が長〜い」

と,何が楽しいのか袖から
自分の手が出ないことが
おもしろいらしくパタパタと
手を振っている。

正一は,〈ガキかよ?〉とは
思ったが,姉が時より見せる
こういう仕草は素直に
かわいいと思っていた。

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