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姉とのこと

第12章 中学生の時に二人で・・・

正一は姉の言葉で我に返った。
姉の頭を自分に押し付ける様に
キスをしながら姉の髪をかき回したので
姉の髪はボサボサになっていた。
少しボーッとしている姉を観て
正一は息を飲んだ。
あまりの姉の乱れように
ゾクッとする艶めかしい
美しさがあった。

「あ・・・ご,ごめん。
 乱暴だったね」

正一の正直な気持ちだった。

「ううん。大丈夫。
 パジャマ,脱がせて」

正一はパジャマのボタンを外した。
考えてみると姉の服を脱がすのは
大きくなってからは
初めてかもしれない。
ゆっくりとパジャマを脱がし
ショーツ姿にした。
自分の手で姉を裸にする・・・
こんな簡単な事なのに
正一の手は震えていた。

恵美は正一に抱きつくと

「下も・・・」

と言ったかと思うと

「やっぱりいい。自分で脱ぐ」

と慌てて後ろを向いて脱ぎだした。
さっきまでの妖しい雰囲気は
どこかにいってしまい
いつもの姉に戻っていた。
後々の経験でわかったことだが,
どうやら生理用品を
見られたくなかったようだ。

ショーツを小さくたたむみ
パジャマの下に入れ

「よし」

と恵美が振り返ると正一も
パジャマを脱いで裸になっていた。

「ちょっとぉ。
 私が脱がせてあげようと
 思ってたのにぃ」

と姉が言い終わるやいなや
正一は姉を押し倒した。

姉を押し倒すと正一は身体を重ね
姉の首元に顔を埋めた。
恵美も自分の上に乗っている
正一の体重を感じながら
自然と正一の頭を撫でていた。
正一は姉の唇に唇を重ねながら
乱れた姉の髪を整えると
その手は姉の素肌の上を滑り
さっきの荒々しい手つきとは違い
甘い快感を恵美に与えた。

「正ちゃんの手,気持ちいい。
 もっと触って。もっと撫でて」

正一の優しいタッチに
恵美は酔い始めた。


正一は姉を感じさせる事に
自分も喜びを感じている事を
改めて実感していった。

〈姉ちゃんを
 もっと気持ちよくしてあげたい〉

しかし,愛撫というものが
よくわからない正一は
姉の言葉を思い出した。

正一はまず姉の額にキスをした。
続いてこめかみ。頬。鼻のあたま。
唇。あごの先とキスを繰り返した。

読んだ本では「耳や首筋は感じる」と
あったので耳にキスをしてみた。

「あうぅん」

と姉の身体がビクッとして
声が漏れた。

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