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夏、空。

第2章 何色



先生に促されて教室に入ってきた生徒は。
私より遥かに高い身長。
涼しげな一重の目。
男の子らしい腕。

イケメンと言われるような人だった。

女子から歓声が湧く。

「こらこら、うるさい。じゃ、自己紹介して」


彼は真っ直ぐ前を見据え、

「菅原優翔です。よろしく!!」

元気よく言葉を放った。

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