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夏、空。

第2章 何色



女子はうっとりしている。

先生に席を指示された菅原くんは速やかに動いた。

その瞬間。
気のせいかな。

一瞬だけ、目が合ったような…。


気のせいだよね。
私が暗いからだよね。

そうだそうだ。

だけど、少し嬉しい。

彼は、私の心をめちゃくちゃにする。

こんな気持ち初めて。

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