テキストサイズ

ファースト・ラブ

第2章 第1章



あたしは、動揺してるのがバレないようにできるだけいつもの調子で目をそらしながら言った。

「はあぁ ?? お前が朝から落ち込んでたからオレが慰めてやったんじゃん (笑)」

「えっ ?? あたし慰められた覚えが全くないんだけど !!!」

「あれがオレ流のなぐさめ方だから (笑)(笑)」

「余計落ち込んだからイミないから !!!」

あたしと南はいつもみたいに言い合いをしていた。
あ~あ。こんなヤツに対して少しでも意識したあたしってバカみたいじゃん !!
あたしのトキメキ返せ~//
あっ。そうだ !! 南に伝えてもらおっ。

「南、あのさぁ部活のときでいいんだけど直に伝言お願いしていい ??」

「ん ?? いいよ。」

南が快くすんなり承諾してくれた。

「ありがとう★*゜あたし、今日は放課後に反省文があるから先に帰っててって言っておいてもらえるかな ??」

「えっ…。ちょっと待って。沙菜と佐々木(直の名字)っていつも一緒に帰ってるの ??」

「え、うん。そうだよ。」

「なんで ??」

「えっ/// それは…… 」

あたしが直と一緒に帰る理由、それはあたしが翔さんに会いたいからだ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ