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幼馴染みで友達な彼女?

第4章 特別な友達として

脱童貞をした翌日。
朝のラッシュアワーで
人が落ちそうなホームにいた。
いつもなら松沢さんから
「おはよう」と声を掛けてくる。

昨日は松沢さんの
裸体と痴態,喘ぎ声が頭から離れず
二回もオナニーをしてしまった。
エッチの時の回数と合わせると
一日での射精回数の新記録だ。
そんな事を考えながら,
どんな顔をして彼女と
顔を合わせたらいいんだろうと
少し複雑な気持ちで
松沢さんを待っていた。

「おはよぉ」

いつもの明るい印象の
松沢さんの声が聞こえた。

「おはよー」

ドキドキしながら振り返ると
まったくいつもと変わらない
松沢さんが立っていた。

いろいろ考えていたのが
ばかばかしくなるくらい
いつもと変わらない笑顔だ。
昨日の事が夢だったのかと
思えるくらいだ。

いつもの様に昨晩のテレビの
話や部活の話などをしていると
電車がホームに入ってきた。
ここからが毎朝の戦争だ。
人の波にもまれながら
電車に乗り込み足場を確保する。
扉が閉まる頃にはもう
身動き一つ取れないほどの
超満員電車のできあがりとなる。

この日も車両の真ん中あたりに
松沢さんと向かい合わせになった。
今まで意識したことも無かったが
松沢さんの胸の膨らみが気になる。
電車が揺れて松沢さんが
僕の方に押されてきた。
いつもならお互いに何気なく
身体をひねったり鞄を持っている
腕を間に入れたり密着を避けるけど
今日はそのまま身体を密着させた。
彼女もそのつもりだったようだ。
胸にあたる松沢さんの胸の
感触が気持ち良い。

話し合ったとはいえ
少し疑心暗鬼が残りつつも
片手を腰に回してグイッと
引き寄せてみると、
松沢さんは抵抗することもなく
僕に身体を預けてきた。
身長がだいたい同じなので
彼女の顔が今までに無いくらい
間近にきた。

「昨日は楽しかったね」

松沢さんはそう言うと
ニコッと微笑んだ。

「うん。楽しかった」

「今度はいつにする?」

昨日の今日で誘われてしまった。

「え?い,いつでもいけど」

「あ。私,部活あるんだ。
 大会終わるまで
 ちょっと難しいかなぁ」

「なんで忘れてるかなぁ」

「だって嬉しくて(テヘ)」

大事なことを忘れてるので
可笑しくて笑ってしまった。

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