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幼馴染みで友達な彼女?

第2章 待って。 何が起きてるの?

もう針のむしろに座ってる気分だ。
これなら自分の部屋で
エロ本見つかった方が
まだ言い訳ができる気がする。
もう開き直ってしまえ。

「でも,うまく描けないんだよ」

「な,何を?」

「アソコ。や,お尻の穴」

「・・・・(さらに真っ赤)」

「形は・・・まあ
 なんとかなるんだけどね。
 ポーズによって,
 なんていうのかな。場所?
 自然に見える位置関係が
 わからないんだよね」

もう自分スランプのことでも話して
正当性でも論じてみるしかない。
むしろ質問でもして無理矢理にでも
まじめな話してしてしまえ。

「そもそも,アソコって
 そんな形でいいのかな?」

「え?・・・・あ~。
 うん,いいんじゃないかな。
 私もまじまじ観た事ないけど」

おーい。松沢さん。
えらい事言ってますよ~。

「あ・・・ああ,そう。
 おれも本やAVでしか
 観た事ないけど」

うわ。おれも吊られて
なにカミングアウトしてるんだよ。

「へぇ~。そうなんだ・・・。
 そういうのも観るんだ」

あ〜。もう、僕は何言ってるだ?
もうただの変態じゃん。

「いや。まあ。うん。観るよ。
 悪いね。女の子に
 こんな事聞いて。
 ほんとごめん。」

「え?あ。全然大丈夫。
 だって・・・私くらいしか
 こんな事,聞ける人
 いないでしょ?」

松沢さん,真っ赤な顔で
上目遣いでこっちを見てる。

「まあ・・・そうだね。
 彼女とかいないし。
 あ〜。いても聴けないかぁ。
 あはは・・・・」

もう苦笑するしかない。

「あ・・・ごめん」

「気にしないでいいよぉ」

「うん。ごめん」

うう。空気が重い。耐えられない。
なんか変な雰囲気になってるぞ。
こっちはブラックファイルの
あんな絵やこんな絵を見られて
もう動揺しまくって
考えがまとまらなくなってるし。
冗談でも言って
この場を切り抜けよう。

「なあ・・・」

「ん?」

「アソコ,見せて」

うわあ!言うにことかいて
何言ってんだ!おれ?

「実物見たことないから
 観察すれば描けるかなるかなぁ
 なんて。ははは・・・ごめん」

「・・・いいよ」

「冗談です。・・・え?」

「勉強になるんでしょ?」

「はい?」

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