俺様彼氏は甘えん坊
第4章 気持ち
詩織…。
やっぱりイケメン君探してたんだ…。
"でもね!でもね!イケメン君の名前は分かったよ!」
「へぇー。なんて言うの?」
"長谷山朝日くんって言うんだって!"
え…?
今、長谷山朝日って言った?
私は一瞬体が固まった。
聞き間違いかも!
「ねぇ詩織!今、なんて言った?」
"えっ?長谷山朝日くんって言った…けど?"
聞き間違いじゃなかった…。
嘘…。
あの人が噂のイケメン君だったの…。
私、逢っちゃってるよ…。
しかもキスされたよ…。
"絢?どうかした?"
「う、ううん!なんでもないよ!」
"そ♪でもさぁ名前までイケメンじゃない?朝日って名前…"
「うん…そうだね…」