俺様彼氏は甘えん坊
第4章 気持ち
×朝日Side×
「はぁ~?キスしたぁ?」
「おまっ…馬鹿!声でけぇよ!」
俺は柊の口を手でおおった。
柊とは俺の幼なじみ。
中谷 柊(ナカタニ シュウ)。
俺と同い年で同じ高校だ。
そして今は昼休み。
図書館にいる。
「んぐ…ギブ!ギブ!」
俺の腕を苦しそうに叩く柊。
俺は柊の口から手をとった。
「ぷはぁ…!なげぇよ!」
「お前が大きい声出すからだろ?」
「だってあの吉澤絢先輩とキスって…」
柊は驚きながら言った。
あの吉澤絢先輩ね…。
あのってなんだよ!