俺様彼氏は甘えん坊
第4章 気持ち
「吉澤先輩って言ったら、2年の中で一番の美人だろ?そんな人に無理矢理キスだなんて…」
「そうだったんだ…」
「お前知らなかったのかよ!」
2年の中で一番の美人かぁ…。
まぁ確かに可愛いかったけどな…。
っておい!
俺は何言ってんだか…。
「で?」
「で?って?」
「だーかーら!キスだけか?その後もしたんじゃないだろうな!?」
「バーカ!するわけないだろ!」
なんだよ…その後って。
柊はニヤニヤしながら俺の顔を見てくる。
俺は近くにあった薄い本で、柊の頭を叩いた。
「あたっ!暴力だ!暴力!」