俺様彼氏は甘えん坊
第6章 危険な初デート
「嫌…ちょっ…離して!!」
「えーどうしよっかなぁ」
私が必死に訴えても、男は全く離してくれなかった。
嫌だよ…。
怖いよ…
誰か…助けて…。
「おいっ!その汚ねぇ手離せよ…」
「あ゛ん?誰だてめぇ!!」
声のした方を見ると、すごく怖い顔をした朝日くんがいた。
しかも声まで怖いよ…。
「そいつ俺のだから、触らないでくれますか?」
「あ?餓鬼のくせにいきがってんじゃねぇよ、てめぇ!!」
あっ!!
3人の1人が朝日くんめがけて拳を振り上げて行った。
殴られちゃう…。