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俺様彼氏は甘えん坊

第9章 カレカノ



詩織が問いかけてくる。

どう…言えばいいのかな…。


付き合ってる…のかな…。




「もう!はっきりさせて来なさいよ!」



「うわっ!詩織!」


詩織は私を椅子から立ち上がらせ、背中をポンっと押した。

「行ってきな!朝日くんのとこ」



「詩織…」



「はっきりさせた方がいいよ♪」


はっきりさせた方がいい。



そうだよね…。
はっきりさせなきゃね!




私は教室を出て、1年教室に向かって走った。


ありがとう…

詩織。



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