
RAIN
第2章 雨の中の出会い《翔side》
美紀の勧誘にうんざりして態度にも表しているのに、向こうは懲りずにこうして今も勧誘を続けている。同じバスケ部といっても、男子と女子で一緒に練習するわけじゃないのに、どうしてこいつはしつこく俺を誘うのか、俺にはさっぱりだ。
「とにかく何度きても、俺は絶対やらないんだから無駄だぜ」
これも何度言った返事か……。
それでも美紀は食い下がろうと顔を前に出した瞬間、俺にとっては女神に相応しい朝の学活を知らせる予鈴が鳴り響いた。
その予鈴によって、美紀も中断するしかなく、未練ありありの表情を向けながら、自分の席に戻っていった。
……ほんとに他人と付き合うのはかったるい。つくづくそう感じる。自然と溜め息を吐いてしまう。
「とにかく何度きても、俺は絶対やらないんだから無駄だぜ」
これも何度言った返事か……。
それでも美紀は食い下がろうと顔を前に出した瞬間、俺にとっては女神に相応しい朝の学活を知らせる予鈴が鳴り響いた。
その予鈴によって、美紀も中断するしかなく、未練ありありの表情を向けながら、自分の席に戻っていった。
……ほんとに他人と付き合うのはかったるい。つくづくそう感じる。自然と溜め息を吐いてしまう。
