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青春メモリー

第4章 光の中の少女と俺様(?)生徒会長

俺は少女に触れようと手を伸ばした。



その手に触れようとした。




 だが、触れることが出来なかった。



あと1メートル




あと1センチ




あと1ミリ・・・



あと1ミリで届く少女に、俺は触れる




ことが出来なかった。




何故ならその少女は・・・・・・



───天使などではなく、ただの人間





だったのだから───



俺が彼女に触れようとすると、少女は




逃げていく。




俺から逃げていってしまう。




その途端・・・辺りはまた闇に戻った。

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