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青春メモリー

第5章 過去と未来、そして現在

一ノ瀬君はそういうとあたしの前を歩



き出した。



あたしはその後をついて行く。



よく考えたら、一ノ瀬君も男の子なん



だよね?



・・・どうしよう。



何か話した方がいいかな?



「・・・あ、あの」



あたしが声をかけると一ノ瀬君が振り



返った。



「な・・・何歳?」



あたしが尋ねると一ノ瀬君は首を傾げ



た。



「・・・?・・・16歳です。」



あ、同い年か。



「あ、そっか。」



あたしは黙って一ノ瀬君の後ろを歩い



た。

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