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青春メモリー

第5章 過去と未来、そして現在

あたしと一ノ瀬君は駅まで歩き、同じ



電車に乗った。




「加藤さん。」



あたしが黙っていると一ノ瀬君が話し



かけてきた。



「ん、何?」



「どうして急に転校してきたんです



か?」



「えっ!?」



どうしよう。



結婚相手探しに・・・なんて言えない。




でもでも、何て言えば・・・



あぁ、もう!!



「・・・結婚・・・・・・しに・・・」



「・・・?・・・結婚しに、ですか?」




ん?あれ?



「あぁ!違うのっ!今のはその・・・間違




いで、本当は結婚相手を探しに・・・。」




「・・・結婚相手ですか。」




「うん。お母さんがね。」 




「見つかりそうですか?」




「う~ん。どうだろう。」



学校の人がみんな一ノ瀬君みたいだっ




たらありかも。




その後あたし達は降りる駅に着くま




で、いろいろなことを話した。

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