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青春メモリー

第5章 過去と未来、そして現在

「一ノ瀬君と話すの、すごく楽し



い♪学校でも、仲良くしてくれるか



な?」



あたしはやや不安げに尋ねてみる。




「そう言ってもらえると嬉しいで



す。」




一ノ瀬君はにっこり笑った。




一ノ瀬君は普段無表情な分、たまに



笑ったりするとキュンときちゃうか



も。




あたし、男嫌いだけど・・・一ノ瀬君はあ



たしのこと好きにならないから、平気



かも。



あたしは電車から降りながらそんなこ




とを考えていた。



・・・友達・・・・・・。



一ノ瀬君なら、友達になってくれるか



な?




言いたいな。




友達になってって・・・・・・




でも、言えない。



返事を聞くのがこわいから。




あたしはまだ・・・前に進めない。

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