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青春メモリー

第5章 過去と未来、そして現在

──真衣、真衣───



ん? 誰?




───真衣ってば!───




・・・・・・千鶴・・・?




あ、あたし・・・屋上で寝ちゃって・・・。




───おはよー。千鶴────




──おはよーじゃないわよ!何普通に




寝てんのよ!──




──あはは、ごめん───




──やっぱり真衣はあたしがいないと




駄目ねぇ──




──すいません──




──ま、別に良いけど、だって──





━━━あたし達、友達だもんね━━━





千鶴・・・そんなに笑わないでよ。




信じちゃうじゃん。




──うん!!──






─付き合ってくれっ!!─




石井君っ!?




─やだ、だめ!!来ないでっ!!─




──真衣?──




──ち、千鶴!!違うの。これは──




──最っ低!!──




──話を聞いてっ!千鶴──





──馴れ馴れしく名前呼ばないで──






━━あんたなんか友達じゃない━━




・・・・・・あぁ。終わっちゃった。




さよなら・・・・・・あたしの・・・たった1人




の友達。





世界で1番・・・大切な人。




──もう、友達なんて──

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