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青春メモリー

第6章 初めての友達

あたしはその後、結局教室には戻らな




かった。




あたしは生徒会室に向かった。




もちろん、あの俺様生徒会長でも金髪




馬鹿少年でもなく、一ノ瀬君に会いに




行った。




今日は一ノ瀬君と一緒に帰るの!




なんたって一ノ瀬君は、あたしの初め




ての友達だから!!




あたしは教室の前を通りかかった。




教室の中にはまだ少数の女の子達がい





た。




あたしは思わず隠れる。




だってあんなことがあった後なんだ




よ!?




恥ずかしいじゃん!!




女の子達はあたしに気づかず話を続け




る。




「ねえ、あのさぁ、一ノ瀬君ってさぁ





何気に格好良くない?」




教室の中から会話が聞こえてきた。




「かっこいいし、優しいしね。」




「でもさ、一ノ瀬君、、あんな女と関




わってたら、絶対評判悪くなるよね」





「あの女も一ノ瀬君に惚れたんだろう




けど、手出さないでって感じだよね」




「ね~!あたしの一ノ瀬君が汚れちゃ




う(笑)」




「!!」



あたしは驚いてドアにぶつかってし




まった。




──ガタッ──




やばっ・・・・・・。

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